お詫びとご報告
こんにちは、ぺんぎんです。
2016年11月24日の記事にて、「今年中に再就職をする」という目標を立てましたが、12月25日現在、残念ながら目標を達成できる見込みがありません。スターやメッセージにて応援して下さったにもかかわらず、大変申し訳なく思っています。再就職活動については、6つの企業等に応募し、5社から書類選考(第1次選考)の不合格通知が、1社から年明けに予定された面接試験の通知が届きました。
また、個人的な事情ではありますが、ブログが当分更新できなくなります。
…ただ、決して諦めた訳ではありません。面接に向けて練習をし、残りの日数も再就職に向けて努力を続けていきます。その為に、新たな目標を立てました。
新目標:「2017年1月中に再就職(内定)」
またブログを更新する時には、良い報告が出来ればと思っています。皆様も良いクリスマス&新年を。
サラバダー!また会える日まで!!
ぺんぎん
自分的2016年映画鑑賞メモ~その④(完)~
自分的2016年映画鑑賞メモ~その④(完)~
(評価:最高☆5>☆4>☆3>☆2>☆1最低)
76.『テラフォーマーズ』(2016)…☆2
作品に対する愛が感じられない。これが日本の実写化映画の限界。
77.『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(2013)…☆4
監督マーティン・スコセッシ。主演レオナルド・ディカプリオ。
スピード感とテンポが良く、「fuck」を506回連発するお上品な映画。
78.『マイレージ、マイライフ』(2009)…☆4
監督ジェイソン・ライトマン。主演ジョージ・クルーニー。
社会派映画に見せかけた失恋映画。ジョージ・クルーニーの人生にも影響か。
79.『ホリデイ』(2006)…☆3
監督ナンシー・マイヤーズ。主演キャメロン・ディアス。
「ホーム・エクスチェンジ」を題材にしている。展開がファンタジー過ぎる。
80.『イン・ハー・シューズ』(2005)…☆3
監督カーティス・ハンソン。主演キャメロン・ディアス。
「彼女の立場になって」。前半は全面的に不愉快、後半はきちんと収束する。
81.『七人の侍』(1954)…☆5
説明不要、往年の名作。ただし、音声は聞き取りづらい。
82.『仮面ライダーW FOREVER AtoZ/運命のガイアメモリ』(2010)…☆3
「仮面ライダーW」の劇場版。一作目ではなくこの作品から観てしまった…。
83.『小野寺の弟・小野寺の姉』(2014)…☆3
平たく言えば失恋映画。序盤のほのぼの路線の方がうけたのではなかろうか。
84.『プラダを着た悪魔』(2006)…☆4
監督デヴィッド・フランクル。主演アン・ハサウェイ、メリル・ストリープ。
この映画であくまで男性はおまけだが、仕事や人生とは何かを訴えかける良作。
85.『パージ』(2013)…☆2
監督ジェームズ・デモナコ。主演イーサン・ホーク。
アナーキーの方は面白かったのだが、こちらは駄作。設定だけの作品。
86.『ピクセル』(2015)…☆3
87.『ほしのこえ』(2002)…☆2
オリジナル版では監督自ら声優を担当。せつないだけの映画。
88.『君の名は。』(2016)…☆5
新海誠監督最高傑作(自分評)。RADWIMPSが合うかどうか。
89.『雲のむこう、約束の場所』(2004)…☆2
いわゆる世界系作品。なぜか笠原という登場人物に嫌悪感を覚える。
90.『言の葉の庭』(2013)…☆4
映像美が素晴らしい。話もすっきりとまとまっている。
91.『セッション』(2014)…☆5
監督デミアン・チャゼル。主演マイルズ・テラー、J・K・シモンズ。
音楽という武器を使った戦いという感じ。熱い作品を観たいならコレ!
92.『ワイルド・スピード SKY MISSION』(2015)…☆4
監督ジェームズ・ワン。主演ヴィン・ディーゼル、ポール・ウォーカー。
敵に魅力は感じなかったが、仲間は全体的に魅力的。ポールに捧ぐ。
93.『あと1センチの恋』(2014)…☆3
監督クリスチャン・ディッター。主演リリー・コリンズ。
恋愛映画。登場人物の頭は皆お花畑だが、作中の音楽や使い方は良い。
94.『そこのみにて光輝く』(2014)…☆4
重暗いストーリーに菅田将暉が清涼剤。池脇千鶴はどこかでみたような演技。
95.『ファイト・クラブ』(1999)…☆5
監督デヴィッド・フィンチャー。主演エドワード・ノートン、ブラッド・ピット。
やはりタイラー・ダーデンはカリスマ性はスゴイ。ジョーカー的な役。
96.『この世界の片隅に』(2016)…☆3
監督片渕須直。主演(キャスト)のん。
原作はこうの史代の漫画作品。絶賛されているが、自分には合わなかった。
97.『おおかみこどもの雨と雪』(2012)…☆4
キャラデザは貞本義行。おおかみこども云々よりも、主人公が超人だった。
98.『私をスキーに連れてって』(1987)…☆5
娯楽映画の見本ともいえる作品。登場人物も皆個性豊かで、嫌味がない。
99.『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016)…☆4
監督ギャレス・エドワーズ。主演フェリシティ・ジョーンズ。
こっちの方がよっぽどスーサイド・スクワッド。「ローグ2」に期待。
100.未定
ぺんぎん
自分的2016年映画鑑賞メモ~その③~
自分的2016年映画鑑賞メモ~その③~
(評価:最高☆5>☆4>☆3>☆2>☆1最低)
51.『五福星』(1983)…☆4
監督サモ・ハン・キンポー。主演サモ・ハン・キンポー、ジャッキー・チェン。
現代映画でも通じるアクションは圧倒的。ヒロインが可愛すぎる。
52.『ケミカル51』(2002)…☆3
監督ロニー・ユー。主演サミュエル・L・ジャクソン。
サミュエルがカッコいいだけの映画。薬剤師はすごい。
53.『マイ・ブルーベリー・ナイツ』(2007)…☆3
監督ウォン・カーウァイ。主演ノラ・ジョーンズ、ジュード・ロウ。
主人公が旅を通して失恋から立ち直る話。店の雰囲気が好き。
54.『死霊館』(2013)…☆3
監督ジェームズ・ワン。主演ヴェラ・ファーミガ、パトリック・ウィルソン。
ホラー映画だが、グロテスク描写は少ない。現代映画版エクソシスト。
55.『トロピック・サンダー/史上最低の作戦』(2008)…☆3
監督ベン・スティラー。主演ベン・スティラー、ロバート・ダウニー・Jr。
コメディアクション映画で、登場人物はほぼ全員バカ。トム・クルーズ無双。
56.『イット・フォローズ』(2014)…☆3
監督デヴィッド・ロバート・ミッチェル。主演マイカ・モンロー。
80年代リスペクトのホラー映画。恐怖を煽る音楽がとても良い。
57.『シュガー・ラッシュ』(2012)…☆4
監督リッチ・ムーア。主演(キャスト)ジョン・C・ライリー。
良く出来たアンチテーゼのストーリーと伏線回収はさすがディズニー。
58.『チョコレートドーナツ』(2012)…☆4
ゲイのカップルが育児放棄された子供の子育てをする話。本当の愛とは何か。
59.『スーパーマリオ 魔界帝国の女神』(1993)…☆4
監督ロッキー・モートン。主演ボブ・ホスキンス、ジョン・レグイザモ。
スーパーマリオの実写映画。赤字作品ではあったが、内容は決して悪くない。
60.『ゾンビハーレム』(2009)…☆4
監督ジェイク・ウエスト。主演ダニー・ダイア。
タイトル通り、男衆が旅先で女ゾンビに囲まれる映画。男子って馬鹿ね。
61.『沈まぬ太陽』(2009)…☆4
山崎豊子原作。働くことの意味を考えさせてくれる映画。
62.『劇場版 仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼』(2005)…☆2
仮面ライダー響鬼シリーズ。ストーリーは子供向けではない。
63.『300〈スリーハンドレッド〉』(2007)…☆4
監督ザック・スナイダー。主演ジェラルド・バトラー、レナ・ヘディ。
「レベルを上げて物理で殴る」を地で行く人々の話。スパァアァルタァ!!
64.『コンテイジョン』(2011)…☆3
監督スティーブン・ソダーバーグ。主演マット・デイモン、ジュード・ロウ。
パンデミックを描いた映画。恐怖に怯える人々の混沌具合はリアル感があった。
65.『ミッドナイト・イン・パリ』(2011)…☆4
監督ウディ・アレン。主演オーウェン・ウィルソン。
タイムスリップもの。「些細な部分は合うけど、重要な部分は合わないんだ」。
66.『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』(2011)…☆5
シリーズ第4作。普段アクション映画を観ない自分でも引き込まれた。傑作。
67.『アイアンマン3』(2013)…☆4
監督シェーン・ブラック。主演ロバート・ダウニー・Jr。
映画単体で見ると凡作、完結編と見ると良作。ホットペッパーなど小ネタ充実。
68.『シン・ゴジラ』(2016)…☆4
前半は超国会会議、後半はエヴァンゲリヲンという感じ。ゴジラはキモこわい。
69.『カイジ 人生逆転ゲーム』(2009)…☆3
70.『カイジ2 人生奪回ゲーム』(2011)…☆3
2の方がクオリティは高い。藤原竜也と香川照之頼りの映画という印象。
71.『クライマーズ・ハイ』(2008)…☆4
航空機墜落事故を題材としたフィクション作品。堺雅人の演技が光っている。
72.『ゆれる』(2006)…☆4
主演であるオダギリジョーと香川照之の演技が素晴らしく作品に引き込まれる。
73.『クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん』(2014)…☆4
監督高橋渉。主演矢島晶子(しんのすけ)、藤原啓治(ひろし、ロボひろし)。
家族愛や父親がテーマになっている。最後の腕相撲のシーンは特に感動した。
74.『ドラゴンボールZ 復活の「F」』(2015)…☆3
前作のストーリーを引き継いでいる。緊張感や爽快感が薄く、消化不良気味。
75.『スーサイド・スクワッド』(2016)…☆3
監督デヴィッド・エアー。主演ウィル・スミス、マーゴット・ロビー。
キャラクターは立っていたが、ストーリーが弱く、展開に説得力が乏しかった。
ぺんぎん
失恋ソングノススメ
どうも、ぺんぎんです。
突然ですが、「渇いたkiss」って曲を知っていますか。これはMr.Childrenの10枚目のアルバム『IT’S A WONDERFUL WORLD』に収録されている曲です(画像のアルバム)。一昨日、友人の結婚式に出席し、その帰りに車を運転しながらこの曲を聴いていました。
今年はなぜか結婚式が立て続き(私の年齢が結婚適齢期ということもありますが)、今年に入って三度目の結婚式でした。これまでに出席してきた結婚式は男性友人の結婚式であったので、女性友人の結婚式に出席するのはこれが初めてでした。これまでの式で新婦を見ていると、両親への感謝の気持ちで涙という場面が多かったのですが、今回は友人の明るい性格もあってか、涙というよりは本当にハッピーで嬉しいというような結婚式でした。
結婚式も無事終わり、仲間と別れ、私は新潟に帰りました。式が他県で行われていたので、帰りは高速に乗って帰りました。一人旅をされる方はわかるかもしれませんが、長時間の車での移動は時間を持て余して色々なことを考えさせられます。特に、結婚式の後ということもあり、別れた彼女のことを思い浮かべていました。自分も彼女とあのまま付き合い続けていたら結婚していたのかなぁと。
別れた彼女には自分から別れを切り出しました。一方的に捨てたという言い方も当てはまるかもしれません。お互いにそうなる理由があったとはいえ、その別れに関しては、私が最低の男であったことは間違いありません。そんな自分が彼女のことを都合良く想うことなどあってはならない、ましてや結婚など。彼女のことを想う資格は私にはないのです。自分だけが傷ついて被害者面することにも自己嫌悪です。彼女の方が傷ついているというのに。
そんなことをぐるぐると考えていた時に不意に流れた曲がこの曲でした。Wikipedia先生によると、この曲は男女の別れの瀬戸際を歌った曲だそうです。傷心の今の自分の心にはとても沁みました。歌っている詩の意味がよく理解できる。いや、できてしまうというべきでしょうか。特にサビの部分はボーカルの桜井和寿さんの歌唱力も相まってとても切なく感じました。
長時間の運転での疲労や眠気、これまでの想いが一気に込み上げてきて、久々に泣いてしまいました。私の車とすれ違ったドライバーは夜中に国道(高速を降りていたので)を走るアラサーの男が車内で号泣しているのを見てさぞかし気持ちが悪かったことでしょう笑
失恋するとわかりますが、世の中には愛や恋を歌ったラブソングはたくさんありますが、失恋ソングというものはあまりないことに気がつきます。大江千里さんの「格好悪いふられ方」や槇原敬之さんの「もう恋なんてしない」など一部の曲は有名ですが、ラブソングと比べると数自体はそんなに多くはありません。
あと、よく「恋愛は時間が解決してくれる」と言いますが、あれほどいい加減な言葉はないですよね。だって、彼女と別れて一年が経ちますが、傷は癒えていませんから。時間で解決する(想いが風化してしまう)恋愛はしていないので。私が思うに、恋愛で負った傷は恋愛で治す(埋める)しかないような気がします。なので、私が以前の恋愛から立ち直れないのは、新しい恋をしていないからだと自己分析しています。
じゃあ、恋をしようという話になりますが、個人的には恋愛って「する」ものではなく、「落ちる」ものだと思っています。無理矢理恋をしようとしても結局上手くいかず、お互いに不幸になるだけです。それは「幸せになること」が目的なのではなく、「恋愛すること」が目的だからではないでしょうか。ただ、出会いのないところに恋は発生しない訳で、そういった意味で恋愛を努力「する」という言い方ならできるかもしれません。また、自分が誰もが放っておかない美人やイケメンならいざ知らず、残念な外見なら尚更新しい恋のきっかけを増やすしかありません。
いつものように話がだいぶ逸れましたが、失恋した時にこの曲はおすすめです。先ほども述べたように、きっと恋愛で負った傷は恋愛でしか治すことはできません。でも、必要以上に傷ついて化膿しないように応急処置をすることはできるのではないかと思います。失恋ソングとは、そんな恋に破れて傷ついた人々を癒し、また次の恋に備えさせてくれる痛み止めのようなものなのではないでしょうか。
私が彼女にしてしまったことは決して許されることではないと思っています。また、連絡先を消してしまった今、もう彼女に謝るすべを持ちません。なので、この心の傷は当分(一生?)癒えることはないでしょう。でも、それでいいのです。自分のしてしまったことを忘れないよう、この傷や痛みを背負って生きていくことこそ必要なのではないかと思います。
心から彼女の幸せを願います。
私もこの曲を聴いて、傷を抱えながらそれでも生きていこうと思います。
ぺんぎん
真実はそこにある『X-ファイル』(特別お題キャンペーン)
こんにちは。気が付いたらいつも靴下に穴が空いているぺんぎんです。
キャンペーンの締め切りは過ぎてしまいましたが、投稿したいので投稿します。
私が今回紹介する海外ドラマは、
『X-ファイル』です。
このドラマを観たことも聴いたこともないという方の為にまずはこのドラマの概要から。(公式ウェブサイトよりhttp://video.foxjapan.com/x-files/2016/introduction/index.html)
“「X-ファイル」は米国で1993年にスタートしたTVシリーズ。異星人にまつわる政府の陰謀を縦軸に、超常現象、怪物、都市伝説などを横糸に、幅広いテーマを扱うSFミステリーである。主人公はFBI特別捜査官フォックス・モルダーとダナ・スカリー。モルダーは幼い頃に、妹が異星人に拉致された過去を持ち、X-ファイル課の仕事に没頭する。一方、スカリーは科学者でもあり、モルダーの意見や推論には、かなり懐疑的。物語は相反する立場にあるふたりが協力して怪事件の真相を追うというスタイル。原則的に1話完結の読み切りスタイルだが、ミソロジー(神話)と呼ばれる異星人と政府の陰謀が絡む連続エピソードも存在する。ミソロジーには数多くの謎が散りばめられており、シリーズ全体の根幹を成している。米国では放送開始直後より熱狂的なファンを獲得。2002年まで、全9シーズン、202回に渡って放映され、二度の映画化もされた人気作品となった。”
簡単に言うと、超常現象に関係する事件を追う刑事ものとでも言いましょうか。日本でもテレビ朝日系列で1995~1997年頃に放送されていたので知っている方もいらっしゃるのではないでしょうか(ちなみに吹き替えはモルダーが風間杜夫さん、スカリーが戸田恵子さん)。
また、最近何を血迷ったのか、「X-ファイル2016」(シーズン10)と題し、続編が放送されました。個人的には物語の続きが見られて嬉しかった反面、映画版でキレイに終わっていたのになんだかなぁという気持ちもあります(しかも、この最新作が続編ありきの作りになっているという)。
さて、私が思うこのドラマの魅力ですが、それは個性豊かな登場人物、特に主役の二人にあると思います。ですので、今回は「X-ファイル」の主役の二人をご紹介します。
■登場人物
○フォックス・ウィリアム・モルダー(演:デイヴィッド・ドゥカヴニー)
モルダーはシーズン1から登場し、ある理由から姿を消すシーズン7終盤まで主役として活躍します。再登場は終章であるシーズン9のラストエピソードですが、これは演者であるドゥカヴニーがギャラで揉めた為というのは有名な話です。また、最新作のシーズン10では主役として復帰しています。
モルダーは優秀な捜査官ですが、過去に妹がUFOに誘拐された一件から超常現象を肯定しており(本人曰く、「科学では説明がつかない」)、荒唐無稽な超常現象事件ばかりを追い続けている為に周囲の人間から変人(スプーキー)呼ばわりされています。でも、エピソードを追っていくと実際変人であることは間違いないのですが。
モルダーの個人的オススメエピソードは、ランプの魔神を題材にしたシーズン7の21話「三つの願い」。モルダー失踪という大事件の前の爽やかなエピソードで、オチもキレイ。
○ダナ・キャサリン・スカリー(演:ジリアン・アンダーソン)
モルダーの相棒である女性、それがスカリーです。最新作のシーズン10でもモルダーの相棒として活躍します。当初は敵対する組織のスパイとしてX-ファイル課に送り込まれてきましたが、徐々にモルダーとの信頼関係を築き、相棒以上恋人未満といった感じになりました。また、医師であり科学者でもある為、超常現象には否定的な立場をとっています。このモルダーとの見解の違いが物語を面白くさせており、事件が発生した際のモルダーとの掛け合いはこのドラマの見所の一つです。
スカリーの個人的オススメエピソードは、吸血鬼を題材にしたシーズン5の12話「吸血」。モルダーとスカリーが普段お互いをどう見ているかがユーモアたっぷりに描かれています。
ちなみに、モルダーを演じているデイヴィッド・ドゥカヴニーは役に反して超常現象否定派、スカリーを演じているジリアン・アンダーソンも役に反して超常現象肯定派であるということは何とも面白いことです。
話は少し逸れますが、人と話していると何かを信じているかいないかという話になることがあります。例えば、占いの結果や霊の存在だったりしますが、人によって信じるか信じないかは別れます。その時思うことは、そのこと自体を信じていない人でも、「そのことがあり得ないということを信じている」ということに他ならないのではないかということです。ややこしいですが、つまり、信じる対象が異なるだけで人は何かしらのことを信じているのではないかと思いました。
このドラマでもスカリーは最期まで(最新作でも)超常現象を否定しています。しかし、最終的には事件解決の為、超常現象と向き合うようになります。これは決して超常現象を信じるようになったのではなく、自分が信頼するモルダーが目指すことだから信じているのではないでしょうか。
現実でもそうですが、情報や事象自体ではなく、その出処や人物を信頼することが何よりも大切であるような気がします。
以上、主役の二人に焦点を当ててこのドラマを紹介しました。続きものの為、シーズン1から観た方が分かり易いのですが、なんせ202話(+映画版、シーズン10他)もエピソードがあるのでそれもなかなか難しいと思います。ただ、できればシーズン1だけでも観てもらえればこの作品が自分に合うか合わないかがわかると思います。
また、最新作であるシーズン10から観ても良いかと思います。基本的に話はオムニバス形式となっており、他のシーズンとは異なり6話しかないので時間のない方でも見やすいです。特に第3話「トカゲ男の憂鬱」と第5話「バビロン」はX-ファイルらしい良いエピソードだと思いました。
皆さんもこの年末年始に暇があればご覧下さい。私は『フルハウス』を観ます。
ぺんぎん