夜明け前が最も暗い

何かを失った自分が、新しい自分を手に入れるまで。

普通とは

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普通とは何か。

昔は普通を目指していた。

普通の幸せ、普通の暮らし、普通の夢。

でも、いつからか自分が普通ではないことに気がついた。

普通というよりは一般的ではないといった方がいいのかもしれない。

例えば仕事なんかは転職歴が多いから、まず普通のアドバイスは役に立たない。

普通ではないから、(自分の中で理由があったとしても)理解されない。

普通ではない人はいつも異常と見なされ、疎外されてしまう。

普通ではない私はいつからか人に理解されることを諦めてしまった。

愚痴が言いたい訳ではない。

全ては自己責任だし、誰が悪い訳でもない。

ただ、普通ではないことは生きづらいことだ。

普通ではないことは孤独なことだ。

もし普通ではないことが理解されて、個性と見なされたらそれはとても幸せなことだ。

しかし、それは少数だ。

みんながそうなるとは限らない。

私は普通ではないことは良いことでも悪いことでもあると思う。

だが、今は悪いことの方に目がいってしまう。

今のところ、この苦しみから逃れる方法を私は知らない。

いつかこの息苦しさが、普通ではないことが楽になる日がやってくる、そう信じたい。

ぐだぐだと書いてしまったが、私はまだ諦めたくはないのだ。

どんなに普通じゃなくても、私は私のこの不器用な性格が好きだし、それを受け入れて生きていくしかないのだから。

私が頼れるのはこの頼りない私しかいないのだから。

まだ終わらない。

終わらせることはできるけど。

終わりがくるその時まで精一杯人生を生きたいじゃないか。

今は人生をすり減らしながら生きているけど、失った分だけ何かを得ていたいのだ。

私は欲深いから。

そう思いながら生きている。

死んでるように生きたくない。

生きることは熱を帯びることで、情熱こそが生きることなんだ。

そこには普通なんて概念は関係がない。

普通を超えて、生きていたい。

私はそう思う。