夜明け前が最も暗い

何かを失った自分が、新しい自分を手に入れるまで。

コンピューターに負ける人たち

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 まだ20代なのに健康診断に引っ掛かり、昨日再検査に行ってきました。

 

 さて、その帰りに証明写真を撮りに行ったのだけど、そこでの店員の対応がとても酷かった。写真の出来栄えは被写体である自分が悪いのでしょうがないとして、接客は最低レベルだった。具体的に言うと「カ○ラのキ○ムラ」なのだが、店員の言葉遣いは荒いし、なぜかカルトン(お金を乗せるやつ)は店員に近いところに置いてあった。恐らく店員のやる気もないし、社員教育も満足にできていない店なのだろう。

 しかも、この「カ○ラのキ○ムラ」は近年、業績不振で県内で店舗の閉店が続いている。その理由はスマートフォンの普及や写真離れと考察されているが、それは的外れだと思っている。少なくとも自分はカメラも写真も大好きだが、この店は接客の一瞬で嫌いになった。というか、こんな接客するような店には普通二度と行きたいとは思わない。

 でも、こういうことはこの店だけに限らない。携帯電話の店でも同じようなことがあった。機種変更に行った際に、明らかに客との距離感がつかめていない定員に接客され、不快な思いをしたことがある。機種変更に来ただけなのに聞かれたくもないことに探りを入れられ、しかも間違った情報を教えられたことがある。でも、悪かったのはその店(というか、その店員)だけであって、別の店に行った時にはスムーズに機種変更ができた。

 昨今セルフレジなどが普及し、「将来コンピューターに取って代わられる仕事」が話題になっているが、こういう体験をするとそれも仕方がないのかなぁとも思う。コンピューターは融通は利かないけれど、ダメなものはダメだときっぱりと弾かれるし、それも機械だからしょうがないと諦めがつく。でも、人が対応するとそれ以上のことが求められる。しかし、それに現在の接客レベルは届いていない。その現状を見ると、淘汰されるのも必然なんじゃないかとさえ思えてくる。というか、不快な接客をする店は一刻も早く消えて欲しいくらいだ。

 こういう現状を生み出す背景には、企業の努力不足ある。店員の接客レベルが低いのは、店員の能力やモチベーションに問題があり、その現状を上が知らない、もしくは知っていても改善しないような企業だから客足が遠退くのだ。店員の能力が低いならば教育すればよいし、店員のモチベーションが低いのなら給料や福利厚生を良くして待遇を上げればよい。それができないような企業なら遅かれ早かれいつかは潰れるだろう。大体、従業員の満足度が低い企業は客の満足度も低いように思える。企業は人でできているのだから、それを疎かにすればどうなるかはわかるだろう。

 

 もしこの記事を見て、接客をする側の方が何か感じるものがあれば幸いだ。そして、あわよくばより良い接客を行ってくれることを祈っている。それは私やお客様の為ではなく、あくまで自分の店が無くなってしまわないよう自分自身の為にだ。