夜明け前が最も暗い

何かを失った自分が、新しい自分を手に入れるまで。

ゴローニャについて

f:id:imhni:20181030214751j:image

 

(雑談です)

皆さんは「ゴローニャ」を知っているだろうか。

ゴローニャとはテレビゲーム「ポケットモンスター」に登場するモンスター(キャラクター)の一種だ。

図鑑の番号は76、タイプはいわ・じめん。

高さは1.4m、重さは300kgもあるらしい。

 

さて、小学生だった当時の私にとって幻のポケモンはミュウなんかではなく、ゴローニャだった。

なぜなら、ゴローニャは野生には出て来ず、また、ゴローニャを使うトレーナーも出て来ないからだ。

このゴローニャというポケモンは通常のポケモンのように別のポケモンと戦わせて経験値を得て進化をさせるのではなく、「通信進化」という他の人とポケモンを交換することによって進化するという特別なポケモンなのである。

しかしながら、なぜかこのゴローニャは通常ストーリーには一切登場しない。

同じく通信で進化するポケモンは、フーディンはナツメが、カイリキーはシバが、ゲンガーはキクコがそれぞれ使用するのにだ。

つまり、普通にプレーしていても出会うことのできないポケモンなのだ。

しかも、ゴローニャに関する情報はゲームの中で全くと言っていいほど出てこない。

ポケモン図鑑でゴローン(ゴローニャの進化前)と次のポケモンの間を推理するしかない。

当時、私の家にはパソコンはなく、インターネットも現在ほど発達していなかったから、ゴローニャに関する情報を得ることは難しかった。

さらに言えば、ゴローニャを使うには二つのハードルがあり、①は友達からその進化方法の情報を得ることであり、②はゴローニャを交換してくれる友達を探すことであったが、そのどちらも私にはハードルが高過ぎた。

幼少期から友達がいなかった私にとって、ゴローニャはまさに幻のポケモンであり、そして、友達を象徴するポケモンでもあった。

 

この度、初代ポケモンニンテンドースイッチでリメイクされると聞く。

今は昔とは違い情報が溢れている。

インターネットを使えば、ゴローニャのことなどすぐに調べられるだろう。

ゴローニャを使うトレーナーも増えるだろう。

是非今の子供たちにはあの時果たせなかった私の夢を叶えて欲しい。

日の目をみるゴローニャの顔はきっと笑顔だと思う。

そして、思う存分大爆発※して欲しい。

ゴローニャの得意技。相手に大ダメージを与えるが、自分も戦闘不能になる。

そんなゴローニャに思いを馳せる10月末であった。