夜明け前が最も暗い

何かを失った自分が、新しい自分を手に入れるまで。

婚活疲れ

 正直、疲れた。せっかくのGWを棒に振ってしまった。コンパに参加しても全く収穫がない。そもそもコンパにまともな人やまともに人が来ない。でも、そこに行ってしまう自分もまたまともな人間ではないかもしれないが。次に繋げようにも明らかにラインが盛り上がらない。次の約束すら出来ない。席で盛り上がっていたのは幻だったのか。映画※で勉強した口説き文句も相手がいなくちゃ使う機会もない。もう最近は街コン業者にただお布施を繰り返しているだけだ。料理もたいして美味しくないのに。金だけじゃない、その日のために準備する時間や機会も喪失している。見た目が悪いのか、中身が悪いのか、そのどちらもか。報われない努力も叶わない希望を持ち続けることにも疲れた。…いや、諦めないけど。

 

 誰か何か出会いがあるイベントを教えて下さいまし。救世主求む!!

 

※『ビフォア・サンライズ恋人までの距離)』(1995)

 監督:リチャード・リンクレイター

 出演者:イーサン・ホーク、ジュリー・デルビー

 旅行中に意気投合した二人がウィーンの街で喋り歩くだけなのだが、面白い。

 私とは逆に、夜明け(ビフォア・サンライズ)を望まない人たちの切ないお話。

f:id:imhni:20170507095928j:plain

笑いたい

 笑いたい。いや、マジで。最近、本当に心の底から笑ったという記憶がない。仕事で愛想笑いはよくするけど。

 

 昨日、街コンで知り合った女性と食事に行ったのだが、結果的に言うと失敗だった。話を聞いてみればその子には職場にもともと気になる人がいて、でも、告白する勇気もなくて、その未練を振り切りたいから街コンに来たんだと。いや、来るなよ。というか、未練タラタラじゃねえか。ケリを着けてから来いよ。俺はそいつの代用品じゃねぇんだよ。俺のこの半日を返せ。というか、この2週間に渡るドキドキの恋心を返せ。残り少ない20代を過ごすおっさんを弄ばないでくれ。君は遊びのつもりかもしれないがこっちは本気(マジ)だから。何自分が恋愛弱者みたいな面してるんだ。知るか。来るな。二度と来るな。早く告白でもしてそのしょうもない男としょうもない関係を築けばいい。とにかく来るな。彼氏持ちも、報われない片思い中の奴も、セフレを作りに来るクソバカもみんな来るな。絶滅してしまえばいい。くたばれ。

 

 ちなみにそのデートで観た『美女と野獣』は、人は見た目よりも中身よりも、共通の趣味があることの方が大事ということを教えてくれる良い映画だった。

f:id:imhni:20170501210518j:plain

恋愛ゾンビ

f:id:imhni:20170426200533j:plain

 

 最近、街コンで知り合った女性とデートをしている。今週も別の女性と食事をする予定がある。実は先々週に参加した街コンが縁で、ありがたいことに何人かから食事の誘いがあったのだ(もちろん、自分からも誘っている)。こんなことを書くと「コイツ、リア充や!」とか思われるかもしれないが、自分自身は夜の闇より暗い性格をしている陰の者なのでそうは思わない。ただ、行動力があるだけなのだ。

 

 ところで、恋愛というか、女性と接する上で参考にしていることがある。それは村上春樹氏の短編集東京奇譚集に収録されている「ハナレイ・ベイ」の主人公サチの言葉だ。以下、内容↓↓

 

”「女の子とうまくやる方法は三つしかない。

 ひとつ、相手の話を黙って聞いてやること。

 ふたつ、着ている洋服をほめること。

 三つ、できるだけおいしいものを食べさせること。

 簡単でしょ。それだけやって駄目なら、とりあえずあきらめた方がいい」”

 

 この三番目について、自分なりに分析してみると、これはある種の錯覚なのだと考察している。一緒においしいものを食べたり、楽しいことをすると、本当は自分自身が嬉しいだけなのに、誰かと一緒にいる(共体験する)ことで、その人といることが楽しいと錯覚するのではないだろうか(相手が本当に楽しんでいるかは別として)。また、それをさらに発展させると、相手が好きなものを一緒に経験するとその錯覚のおかげで自然と好感度は上がるのではないかという仮説だ。

 

 しかし、その仮説で思い出したことがある。あれは6年前。連絡を取り合っていた女性と共通の趣味である映画※を観に行ったことがあったが、結果は散々な結果だった。仮説に従うならば、お互いが好きなものであれば相乗効果で好感度は爆発的に上昇するはずなのに。なぜだ(ちなみに、感動のあまり号泣してしまいドン引きされ、一昔前のギャルゲーのように現地集合→現地解散となった。あ、これかぁ)。

 

f:id:imhni:20170426195532j:plain

↑※『リアル・スティール』(アメリカ、2011)

 監督ショーン・レヴィ、主演ヒュー・ジャックマン

 ロボット×ファイト×親子愛=最高傑作!!オススメです。

 

 さて、この仮説を改めて実証しようにも、実は久しぶりの恋愛でラインの内容が上手く考えられず難航していたりする。恋愛にもブランクがあって、もはやリハビリが必要なレベルなのだ。そのせいか、既に上手くいかなかったデートや食事もある。でも、やっていくしかないのだ。たとえ傷ついたとしても、恋愛で出来た傷は恋愛でしか癒せないと思っている。

 

 恋愛が成就するまで何度でも恋愛をする。まるでゾンビのように死(失恋)から蘇って。そう、私は恋愛ゾンビ。…ただ、恋愛自体を楽しむことは忘れないようにしたい(死体だけに)。

 

f:id:imhni:20170426195549j:plain

↑『ウォーム・ボディーズ』(アメリカ、2013)

 監督ジョナサン・レヴィン、主演ニコラス・ホルト

 世にも珍しいゾンビ恋愛映画。オススメではないです。

コンピューターに負ける人たち

f:id:imhni:20170423150520p:plain

 まだ20代なのに健康診断に引っ掛かり、昨日再検査に行ってきました。

 

 さて、その帰りに証明写真を撮りに行ったのだけど、そこでの店員の対応がとても酷かった。写真の出来栄えは被写体である自分が悪いのでしょうがないとして、接客は最低レベルだった。具体的に言うと「カ○ラのキ○ムラ」なのだが、店員の言葉遣いは荒いし、なぜかカルトン(お金を乗せるやつ)は店員に近いところに置いてあった。恐らく店員のやる気もないし、社員教育も満足にできていない店なのだろう。

 しかも、この「カ○ラのキ○ムラ」は近年、業績不振で県内で店舗の閉店が続いている。その理由はスマートフォンの普及や写真離れと考察されているが、それは的外れだと思っている。少なくとも自分はカメラも写真も大好きだが、この店は接客の一瞬で嫌いになった。というか、こんな接客するような店には普通二度と行きたいとは思わない。

 でも、こういうことはこの店だけに限らない。携帯電話の店でも同じようなことがあった。機種変更に行った際に、明らかに客との距離感がつかめていない定員に接客され、不快な思いをしたことがある。機種変更に来ただけなのに聞かれたくもないことに探りを入れられ、しかも間違った情報を教えられたことがある。でも、悪かったのはその店(というか、その店員)だけであって、別の店に行った時にはスムーズに機種変更ができた。

 昨今セルフレジなどが普及し、「将来コンピューターに取って代わられる仕事」が話題になっているが、こういう体験をするとそれも仕方がないのかなぁとも思う。コンピューターは融通は利かないけれど、ダメなものはダメだときっぱりと弾かれるし、それも機械だからしょうがないと諦めがつく。でも、人が対応するとそれ以上のことが求められる。しかし、それに現在の接客レベルは届いていない。その現状を見ると、淘汰されるのも必然なんじゃないかとさえ思えてくる。というか、不快な接客をする店は一刻も早く消えて欲しいくらいだ。

 こういう現状を生み出す背景には、企業の努力不足ある。店員の接客レベルが低いのは、店員の能力やモチベーションに問題があり、その現状を上が知らない、もしくは知っていても改善しないような企業だから客足が遠退くのだ。店員の能力が低いならば教育すればよいし、店員のモチベーションが低いのなら給料や福利厚生を良くして待遇を上げればよい。それができないような企業なら遅かれ早かれいつかは潰れるだろう。大体、従業員の満足度が低い企業は客の満足度も低いように思える。企業は人でできているのだから、それを疎かにすればどうなるかはわかるだろう。

 

 もしこの記事を見て、接客をする側の方が何か感じるものがあれば幸いだ。そして、あわよくばより良い接客を行ってくれることを祈っている。それは私やお客様の為ではなく、あくまで自分の店が無くなってしまわないよう自分自身の為にだ。

東京タラレバ娘

f:id:imhni:20170415190534j:plain

 

 休日(うれしい)。暇になったので、最近実写の連ドラが終了した東村アキコ著『東京タラレバ娘』を読んだ(1~6巻まで)。今回はそのタラレバ娘の登場人物について、男目線(というか、自分目線)で紹介する。ちなドラマ版は未視聴。

 

 

f:id:imhni:20170415191727j:plain

 ↑主要登場人物の三人(香・倫子・小雪

 

①倫子(ドラマ版演:吉高由里子

 三人組の主人公格。脚本家。33歳。運だけウーマン。性格が悪い。特に見下し(マウンティング)は基本で、相席居酒屋での戦闘力の数値化や仕事の依頼に大きさを持ち出したりとかなり人間的に問題がある。ただし、三人組の中では割とまともに恋愛をしている方。

 

②香(演:榮倉奈々

 倫子の高校時代からの親友。ネイリスト。(都合の)いい女1。あるきっかけでバンドマンである元カレと再会するがセフレとしか見られていない(しかも、他にも女がいる様子)。偶発的な倫子とは異なり、妊娠騒動など境遇は割と現実的。

 

小雪(演:大島優子

 倫子の高校時代からの親友。父親が営む居酒屋の看板娘。(都合の)いい女2。しかし、香と違って相手が既婚者で不倫なのがタチが悪い。三人組の中で唯一料理をまともに作れたり、比較的に常識人であるなどスペック自体は悪くないのだが、男を見る目が絶望的にない。

 

④KEY/鍵谷(演:坂口健太郎)

 人気モデル。25歳。タラレバ女の生みの親。控えめに言って神。言動はとげとげしいがそれはあくまで筋の通った正論であり、三人組を要所要所で助けるなど行動力もあり男の中の男である。抱いて!!

 

⑤早坂(演:鈴木亮平

 制作会社のディレクター。35歳。10年前に倫子に告白して振られた過去を持つ。よく意味の分からない人。倫子が好きだったのかと思えば、全然タイプの違うマミと付き合ったりと三人組とは別方向で拗らせている男。作者のおもちゃ。

 

⑥涼(演:平岡祐太

 香の元カレ。人気バンドのギタリスト。本命の彼女はいるが、香とセフレ関係になる。クズ1。

 

⑦丸井(演:田中圭

 あるきっかけで三人組と出会ったサラリーマン。妻子がいるにも関わらず、小雪と不倫関係になる。クズ2(同じクズでもこっちは邪悪)。

 

⑧マミ(演:石川恋)

 倫子のアシスタント。19歳。高校生の彼氏がいるが、早坂とも交際する。後に男を事務所に連れ込み、早坂とは破局する。若手ながら仕事にプライドや美学を持っており、実際にチャンスを掴むが男女関係は奔放。職業人としては尊敬できるが、人としては尊敬できないタイプ。現実でもこういう人はいる。

 

⑨サンセットの人(演:オリーブオイル)

 倫子と偶然知り合ったバーテンダー。倫子と交際関係になるも破局する。サイコパス。自分が好きなものを相手に強要するという恐ろしい言動をとる。こういう描写すると映画好きがみんなこうだと誤解されるからやめちくり~。

 

 

 以上、雑に紹介。KEY君がカッコいいのでオススメです。是非、御一読あれ。

 

f:id:imhni:20170415202516j:plain